売り専の面接へ
俺が初めて面接に行った時のお話です。
お店に電話してすぐに面接を受けることになった俺。
お店の場所は確認したものの、駅から結構歩くところにあって、ちょっと迷ったけどなんとかお店を見つけることが出来ました。
家から出発するときはなんとも言えない緊張感でしたが、駅から遠かったので「やばい、迷ったらどうしよう」という緊張感に変わり、ドアを開けた瞬間は覚悟をしてきたものの心拍数が普段の倍になってました。
受付の人に「あの~、面接に来た猿月です」と言うと、「お待ちしておりました、こちらへどうぞ」と奥へ案内されました。
すると黒スーツのカッコイイ男性が出て来て「採用担当の○○です」と握手を求めてきました。
「あ、どうも、はじめまして、猿月です」と言って手を出すと、かなり強い力で握手してきました。
とりあえずソファに座って面接の始まりです。
売り専採用担当(以下「売り専担」)「猿月くん、全然緊張しなくていいから」
猿月「あ、はい」
売り専担「面接っていっても、たいしたもんじゃなくて、いままでの経験とかを聞くだけですから、あ、飲み物は何がいい?お茶?コーヒー?」
猿月「えっと、お茶を頂きます」
売り専担「(受付に向かって)あったかいお茶、お願いね!」
売り専担「まずウチのお店の説明をしますね、ホームページを見たり来店した男性のお客様が売り専の写真を見て、選ばれた売り専がお客さんの自宅や近隣のホテルへ行き、マッサージをしたりしてお客様を精一杯癒す、というお店です」
猿月「はぁ」
売り専担「ウチにいらっしゃるお客様の年齢層は幅広くて、若い人は20歳くらいからで、60歳以上のお客様もいらっしゃいます。さまざまな年齢層の方々にも楽しんでいただけるようにさまざまな時間やコースがあります。そして、お客様に払っていただいた料金の何割かが猿月の給料となるわけです」
猿月「なるほど」
売り専担「で、猿月くんは同性との経験はありますか?」
猿月「いえ、まったくないのですがダメですか? 募集要項には『未経験でも大丈夫』と書いてあったのを見たのですが」
売り専担「安心してください、未経験でも全然構いません。お仕事の流れは最初に指導しますし、研修もしっかり行います。むしろ、あまり経験の無いボーイを好むお客さまもいらっしゃいますから、猿月くんは最初はそういったお客様に積極的に付けていこうと思います」
猿月「あ、ありがとうございます。ってもう合格なんですか?」
売り専担「いえ、まだわかりませんよ」と首を振りつつニッコリ笑う売り専採用担当。
ボケているのだろうか?からかわれているのだろうか?
売り専担「ウチのボーイも最初はほとんどがノンケで、男性とは未経験なところから始まるから、猿月くんも全然大丈夫ですよ」
猿月「そうなんですか~」
売り専担「では、女性との経験はありますか?」
猿月「はい、それならば何度か」
売り専担「それならば大丈夫だね、あとはやる気があれば、いくらでも稼げますよ」
猿月「あ、はい」
売り専担「あとは、週にどれくらい出勤できそうか聞きたいんですけど」
猿月「えっと、特に他で働いていないので、いくらでもできます」
売り専担「お、早速やる気マンマンで良いですね」
猿月「あはは」
売り専担「これは今までのボーイの例なんだけど、1回90分で猿月くんの給料がだいたい1万円になります。それが1日3回で3万円。1カ月に20日働くとすると・・・60万円となります」
すごい・・・
売り専担「この報酬に見合ったサービスをお客様に提供しなければなりません。猿月くんはこのお仕事を頑張って続ける自信はありますか?」
猿月「はい!頑張ります!」
売り専採用担当はニッコリ笑って「はい、それでは面接を終了します。猿月くんは合格です、一緒に頑張りましょう」
猿月「やったぁ」
売り専担「ようやく笑顔になってくれましたね、それを見たかったんですよ。猿月くんの笑った顔はなかなか良いですよ」
猿月「ありがとうございます!」
再び強い握手をしました。
売り専担「今日、まだ時間あるよね? プロフィールを少しで良いので書いてもらいたいのと、攻め受けのどちらでもいけるかどうかを決めてほしいんだけど」
猿月「攻め受けですか、なんですかそれ、決まってるんですか?」
売り専担「攻めは入れる方、受けは入れられる方。ほとんどのボーイは両方出来るようにしてもらってるけど、どうしてもダメという場合は、片方だけにも出来ます。猿月くんはまだ未経験ということで、研修中に両方やってもらってその後で決めてくれれば良いです」
猿月「はい」
売り専担「時間が長い場合は両方のサービスを求めるお客さまも多いから、両方、『両刀』って言うけど、両刀の方が指名してもらいやすいです。だから猿月くんにも両方出来るようにしてもらいたいと思います」
猿月「はー、なるほど」
こういうのも両刀って言うのか・・・
だんだん具体的な仕事内容の話になってきたので、緊張が高まってきました。
売り専担「じゃあ、そのまま写真撮影をしようと思うけど、良い?」
猿月「はい」
売り専担「それじゃあこの壁の前に立って」
猿月「あ、はい」
売り専担「もっとポーズ取って」
猿月「えっと」
売り専担「いいよ、撮るよ」パシャり。
なんだ、さすがに最初は裸にならないか、と思った矢先に
売り専担「うん、じゃあ上半身だけ脱いでみようか」
猿月「はい!」(えーー!やっぱりー)
売り専担「いいよ、笑顔でね(パシャ)。次はソファーに寝っ転がって、顔だけこっち向いて」
猿月「はい」
そんな感じでシャツを羽織っただけの半裸や、ズボンのボタンとチャックを下した感じのも含めて、10枚くらい撮影されました。
売り専担「今、撮った写真は、お店のファイルに載せます。ホームページにも載せるけど、嫌であればそちらは目を隠したり処理するから安心して」
猿月「はい」
とうとう俺の肉体がネットに載ってしまうのか・・・やっぱり筋トレしないと、って思いました。
売り専担「それじゃあ、これから研修を始めるけど、良い?」
猿月「あ、はい」
つい勢いで返事してしまったけど、研修って、「実践研修」ってことですか?いや、まさか・・・
売り専担「じゃあ、服をこのカゴに入れて」
ちょっと待って、心の準備が!ああっ!そこはっ!
売り専の面接は以上で、次は売り専研修前半(受け編:ネコ)へ
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