売り専出張ホスト猿月の売り専指南
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1. 売り専とは

「売り専(ウリセン)」とは、一番わかりやすい表現は男同士の風俗というところで「ゲイ向けの専門店」で、男性が男性の相手をするお店のことです。

女性が男性に体を売る職業があるので、男性が男性に体を売る職業があっても別におかしくはありませんよね?
男女のお店とは異なるため条例や法律に触れる部分が少なく出店も非常にしやすい。
また、男女のお店ではお店のコンセプトや特色などが非常に色濃く出るが売り専の場合大きく分ける括りとしてはノンケや体育会系といったところになる。
お店にはいろいろのジャンルの子が複数在籍しているのが普通だが体育会系を専門においている店舗も複数存在する。

売り専といえば新宿2丁目やゲイの街にしかないと思う人も多いと思うが地方政令指定都市で数えたときに必ずお店は存在する。
お店の業態としては出張店舗とそれぞれお店を構えている。

俺(名前は猿月って言います)が売り専で働き始めて数年経って、面白かった事や思った事などを書いてみたくなったので、つらつらとまとめていきたいと思います。

この業界のお店は、ヘルスとかと同じで、店舗型と出張専門型がありますが、俺は出張型で働いています。
あんまり(というか絶対に)身バレしたくないので特定のお店の詳しい情報は書きませんが、大阪とだけ言っておきます、ちなみに堂山に事務所はありません。
(新宿2丁目は有名ですけど、大阪にもいろいろあるんですよ)

で、男性従業員のことを単に「売り専」とか「売り専ボーイ」とか「ボーイ」と呼んだりします。知らない人が聞いても意味が分からないようにする専門用語ですね。ちなみに、出張型のボーイのことを「出張ホスト」と呼んだりします。俺のお店では「出張ホスト」の方を使っています。これは呼び方だけで、内容に差はありません。

お客さんは、お店に置いてある写真からボーイを選んで、自宅とかホテルで待ち合わせして、二人だけの空間を楽しむ。というのがシステムです。
料金は時間制で60分いくらとか90分いくらとかになってます。細かい時間設定とか金額を書くとお店が特定されそうなので書きませんけど。(デリヘルと同じくらいですね、たぶん)
もちろんオプションもいくつかあって、当然お客様のご希望によってはお泊りもあります。

お客様と会って売り専としてプレイをしないでご飯を一緒に食べたりすることもありますが、基本的にプレイになるので部屋に入った後は、きちんとシャワーを浴びて、うがいをしたりするのも普通です。清潔感は大切です。
たまにアブノーマルなお客さんや強引なお客さんもいて「他のお店では○○(別なやり方)だったよ」って言ってくる人もいますが、「お店で決まっていることですので、お願いします」って言えば、聞き入れてくれる人がほとんどです。
ほとんどの人は「ルールですので」って言えば聞き入れてくれるのですが、何人か強引な人に出会った事があります。

またお店からは「本当にダメな場合は(お金を貰わずに)すぐに帰ってきて良い」と言われているので、最悪、逃げ帰ることはできます。まだそうなったことはありませんけど。
こんな風に、お店が従業員の味方だと、かなり安心して働けます。そこらへんが、俺が長く働けている理由かもしれません。(そんなに何軒も知ってるわけじゃないんですけど)
良いお客さんが多いだけに、こんな問題のある人に出会った後は、ちょっとへこみます。
この出来事の詳細は、もっと後でくわしく書こうと思っています。

俺が売り専をやろうと思ったきっかけは、まあ「お金」なんですけど、人とは違う変わったところで働きたいと思ったのもあります。
テレビドラマや漫画でホストクラブを題材にしたものがあったを見ていたので、「あ、ホストクラブ」も良いかも、って思った時期もあるのですが、いかんせん容姿が目立たない方で彼女もあんまりいたことが無いという草食系だったので諦めていたところ、「出張ホスト」というのを知ったのです。

草食系の皆さんに朗報(かもしれない)なのですが、「出張ホスト」の求人募集要項に「地味な方が、ウケが良い」っていう一文を見つけて応募してみました。そこからはあれよあれよと言う間に現在に至ります。
「ゲイ」の方々は従順そうな男の子を探しているみたいですよ。(これを見ている売り専同業者・ゲイの方々は頷いてくれているはず)

ここで俺のことについてちょっと説明したいと思います。
年齢は当時20代中盤、身長は180cm後半、体重は80キロ前後、服装は写真ではスーツですが普段は(あえて)大学生風。派手すぎず、オシャレすぎず。
髪型で見た目が変わるところがあるので、ショートカットでちょっと茶色にして、台風に巻き込まれた後のような髪型にしています。「大学生風」っていうのが結構良いみたいです(お客さんからすると)。
ちなみに言わなくてもいいかもしれませんが敢えて言います在日です、でも売り専やれてます。

他のボーイは筋肉ムキムキの体育会系の人がいたりしますが、好みはひとそれぞれということで、ムキムキの人も人気ですし、俺のような「普通」な人も人気(みたい)です。

大学を卒業し一度は就職したものの、一年くらいで退職してふんわり生きてます。
こういう仕事をしていますが、普通に女性が好きなつもりです。働き始めるまでは「男性が好き」なんて思った事は無かったわけですが、今となっては「女性が好きなつもり」という表現になってますね。細かいところは自分でもよくわかりません。

後から知ったことなんですけど、ドラマや小説でも「男性が男性の相手をする商売」の描写があったりするんですね。(特に直接見たわけではありません、聞いただけです)
良く考えたら、大昔からこういう職業はあったわけで、わりかし「伝統があるんだな」って思っています。それは決して一般的ではなく、ほそぼそとですけど。

戦国時代には戦に奥さんを連れていけないのでお殿様が小姓を寵愛したなんて言うのはそういうことで、男色とか衆道なんて言われてて武家社会では当然のこととして成り立っていたようです。
武士道と云ふは死ぬ事と見つけたりで有名な葉隠の書にも衆道については書かれていて、「ねんごろ」なんて言葉は今は懇ろに弔うなんて言いますが元々は「ねんごろ」というのは男性同士がセックスをすることを指す言葉でもあったようです。

そんなわけで、伝統の一端を後世に伝えるために現代の呼び名では売り専と呼ばれる俺の経験したことなどを、これから売り専を始めようとする方はもちろん売り専出張ホストを買おうと思っているお客様へ書いていこうと思うので、楽しんでいただければと思います。

このサイトを見ている人がどれくらいいるかわかりませんが、身バレしたくないので特定されないようなぼやかし方をしていきます。 もし、リアルで出会っていて俺に気付いたとしても、絶対に他の人にはしゃべらないでくださいね。お客様としてご指名いただけるなら大歓迎ですけどね。

売り専とはは以上で、次は売り専のお店に応募する

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