5. 働く売り専のお店について
出張売り専の専門店であるので他の売り専ボーイと顔を合わせることがほぼないのが何よりも大きいポイントといえる。
店舗で待機のある店だと他の子と顔を合わせることになるし、何よりもセックス終わりの顔なんて他の子に見られたくない。
それに出張であれば在宅でも良いし外に遊びに出ていたって時間までに指定された場所へ行けば良いから融通だって利くので出張の店舗のほうが自分にはあっている気がする。
それに店舗といってもマンションの一角を利用して経営しているお店が殆ど。
簡単にカーテンなどで仕切ってリビングのスペースを待機にしているお店が多いのでセックス中の声がお客様との会話を聞かれてしまったりする。
それにシーツ交換やローションの補充などの清掃もボーイ達がやらなくちゃいけないので正直めんどうくさい。
出張であれば清掃をやることもないし多少シーツを汚してしまったとしてもホテルの清掃員が掃除をしてくれるから非常に有難い。
お客様に指定されるのは自宅やシティホテル、ラブホテルと様々な場所がある。
お客様の多くはラブホテルを指定することが多い。
短時間でのリースであるし他の利用者とも顔を合わせることがないのが大きいといえる。
ラブホテルなんて最初1人で入るのは恥ずかしかったけど、仕事で慣れてくるとそんなこともお構い無しになってくる。
シティホテルではデリヘル同様利用者以外の入館を断っているケースが非常に多い。
なので、利用者の振りをしてうまく建物に入り込まなきゃいけない。
しかしそれも仕事をしていくうちにうまく慣れるようになる。
俺個人としては自宅よりもシティホテルやラブホテルの方が嬉しい。
理由としては自宅だと生活観が見えてしまうのと、やっぱり盗撮の心配がある。
自宅ではお客様が使っているタオルと借りるわけだし、初めて行く友達の家みたいな感じで必要以上に気を使ってしまう。
それにゲイの人の中でも、やっぱり根本は男だから、部屋がみんな綺麗なわけではないし、1人暮らしの大学生みたいにトイレや風呂が異常に汚かったりタオルだって同様に臭いが気になってしまったりする。
その点、シティホテルやラブホテルは気を使わなくていいし、タオルや風呂だって平均点以上に清潔。
それにラブホテルはお風呂が広いからお客様とのプレイをお風呂場で始める事だって出来るのが利点として大きいと思う。
最初の頃は待ち合わせの場所までの時間を計算するのが大変だったけど店側で指定しているのか、同性愛の人たちの中で男同士で利用が出来るラブホテルがある程度絞られてくるので時間を計ることもできるようになってきた。
お客様との待ち合わせは、指定されたホテルか自宅へ直接いくか、もしくはプレイ前に食事をしたり買い物をしたりする場合もあるので外で待ち合わせをしたりする事もある。
さながらホステスの同伴のような感じに感じる。
外での待ち合わせの場合お客様が俺に履かせたいパンツを一緒に選んだり食事をする事やゲイバーに飲みに行く事もある。
一定時間の関係であってもカップルの様にデートをする感覚でお客様と接する。
お客様によっては父親と同じくらいの年齢の人と接することもあるけどそこは仕事と割り切ってやるしかない。
ゲイの友人がいない事が幸いではあるけど、ノンケの友人にはあまり見られたくない姿かもしれない。
出張のお店の利点は時間の融通が利くことや利用するホテルがある程度清潔であるということ。
それに自分の部屋の掃除だってめんどうなのに店舗とちがって掃除をしなくて良いところが自分にはあっていると思う。
働く売り専のお店については以上で、次は売り専の接客の前にする事へ